二十五の峰、空高く♪

~標高850mの故郷 『栃洞』の想い出~

マラソン大会

学校行事の中で最も憂鬱だったのが
秋に行われるマラソン大会。

校庭をスタートし、銀嶺会館の前を左に曲がります。
左手に〝理科園〟右手に〝六郎谷〟を見ながら
最初の難所〝いちやまの坂〟を登覇。
坂を登り切った高い石垣の前を右折し
柏豆地区までの長い登りが続きます。
柏豆の一番奥の社宅の前で折り返し
今度は長い下り坂が足にきます。
前平のお菓子屋さんのT字交差点を左折し
学校玄関前を通過します。
通洞方面へ向かい〝孔雀坂〟を通過し
コースの最高地点に到達。
通洞の1番奥から〝鉄筋アパート〟横を下り
〝鈴木の床屋さん〟の前を通過し
校庭でのゴールとなります。

もともと長距離走が苦手で
息苦しいは、寒くて耳がちぎれそうに痛いはで…
そのせいか、いまでもジョギングはやりません。

何年か前に、草津温泉に行き
近くの白根山にも寄りました。
駐車場から頂上まで少し登る遊歩道があるのですが
たいした登りでもないのに
周りの人達は息使いが荒く、足取りも重いようでした。
私は何ということもなく
「空気が薄いせかなぁ?」と不思議に思いました。

いま思うと、標高の高い栃洞での生活
そして、あの憂鬱でたまらなかったマラソン大会の
賜物なのかもしれないなぁと
ひとり、ご満悦な気分でいます。