心の中の白いボール
栃洞小・中学校の私の学年では
野球がとても流行っていました。
いつものメンバーは
しょーじ、たこじん、てんや、のっぽ
いだっけ、もり
やーとひー、けっぺ、かっぺ…という面々
土曜日は学校が半ドンでしたので
午後から鉱山グランドで練習。
授業の間の休み時間も
校庭や体育館でハンドベース。
神岡の〝まち〟の東小や西小とも試合をしました。
中学になるとナイターで先輩チームとも試合をしました。
あの頃は、大きな目標や
すごい向上心があるわけでもなく
ただただ野球が楽しくて
たった1つの白いボールを追いかけていました。
おとなになって社会に出て
仕事中心の忙しい生活の中で
いつの間にか
時間や結果に縛られることが
当たり前になってしまいました。
このことを後悔しているわけではありませんが
少し気持ちにも余裕が出てきた年齢にもなり
あの頃のような〝ただ素直に楽しむ〟
そんな気持も大切だなと感じるようになりました。
あの時一緒に野球をやってたみんなは
心の中の白いボール
まだ持っているのかなぁ。