二十五の峰、空高く♪

~標高850mの故郷 『栃洞』の想い出~

四季

私の育った所は、
岐阜県飛騨市神岡町の栃洞という鉱山の街です。

そこは、山の中腹に無理矢理へばりついたような
標高は850m程の場所でした。

でした…と過去形なのは
鉱山の操業停止にともない、
もう、そこには街が無く、現在は人っ子1人住んでいないからです。

冬は長く、積雪は建物の1階の高さほどになります。
吹雪の時は、一瞬息が出来なくなりました。

春がやって来るのは遅く、桜の開花は4月25日頃です。
山には、まだ雪が残っていました。

夏は短く、プールに入れるのは8月5日頃まででしょうか。
お盆の頃になると、夜はもう半袖では寒かったです。

秋は、せっかちにやって来ます。
早い年は、10月半ばには冬にバトンタッチでした。

私は、栃洞を離れて随分経ちますが
沢山の思い出や、その時その場所の空気感の様なものを、
不思議と今でも覚えています。


ウチにこんな写真が残っていました。
(いちおうカラーですが色褪せてしまっていますw)


IMG_1395.jpg
通洞地区の鉄筋アパートから前平地区方面
鉱山職員寮、鉱山グランド脇のスキー場、銀嶺会館、
そして、小・中学校付近を写しています。
中央やや右に見える低い山が、標高703mの観音山です。
その手前、はるか眼下に神岡市街地が見えます。

 

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